猫も杓子も記事を書く

140文字ではかけないことをかこうと思います。

★6レイドソロ攻略2 ヘイラッシャ(ノーマル)

相手のわざ

  • ウェーブタックル
  • あくび
  • あまごい
  • いっちょうあがり
  • のろい

 

攻略したポケモン

テツノカイナ

努力値

HAぶっぱ/B6

性格補正: A↑C↓

 

 

 

所感

最初は特殊アタッカーで高い素早さを持つテツノブジンを考えていたが、リフレクターを張っても攻撃を受けきれない・有用な特殊バフわざがない・あくびの対処に手こずるなど問題があり結局テツノカイナを採用。
テツノカイナは地味にHやBが高いのでウェーブタックルも受けられ、エレキフィールドであくびも潰せるという利点がある。ヘイラッシャはHがバカ高く長期戦になりがちだが、ドレパンでダメージを回収できるので結果安定した。

とはいえ2割ぐらいはどうしても削られるので、中盤終盤のバフ無効化以降の立ち回りを考えると、バフわざがはらだいこだけなのは少々心もとなく、インファイトの代わりに攻防一体で積めるビルドアップがあっても良かったかなあと思ったりはする。またゴーストやどくなどかくとうに強いテラスタイプだと厄介だなあという感じ。

★6レイドソロ攻略1 パーモット(いわ)

相手のわざ

攻略したポケモン

シロデスナ

努力値

HBぶっぱ/C6

性格補正: B↑S↓

 

 

 

所感

弱点を埋めるわざをなんらか持っているかと思って耐久に振ったけど、蓋を開けたらでんきとかくとうのみで、タイプ相性で完封できた。わかってたらCに振ったのに・・・そのため火力補強のために積んだテラバーストは完全に持て余してしまった。

シロデスナは他にもノーマルも無効で、かつ能力的に物理を受けやすいので汎用性は高そう。特性でみずも耐久アップに繋げられテラスタイプもくさにすることで対応しやすくなる。ギガドレインも覚えるので*1

反面、Sが低いので上が取られやすいのと、わざ範囲が狭くアタッカー・サポートどちらとしても中途半端になりそうなのが難点で、マルチでは使いづらい。テラバーストの代わりに何のわざをいれるかというのも、今の所ぱっと思いつくものがない状況。わるだくみやめいそうでも覚えられればよいのだが・・・

パーモット攻略はタイプ対策で与し易いので難易度は低いと思った。でんこうそうげきもテラスタルタイプによるがほぼ打てず、ほっぺすりすりもでんきタイプをあてることで麻痺を回避できる。テラスタイプ次第だがテツノカイナでも十分安定しそう。

*1:みずは特殊も多いので過信はできない

サーモンランNW所感

これはなに

Splatoon3が発売して1ヶ月がたったということは、サーモンランNWが遊べるようになって1ヶ月が経ったということです。(小泉構文)
ある程度2も3もサーモンランを遊んできたわたしが適当に印象を書いてみようというものです。

ちなみに書いている2022/10/09現在でわたしの最高レートはでんせつ420です。カンストきっついわ。

 

2からの変更点

一般シャケがつよい

ふつうのシャケの殺意が5割増ぐらいになっている印象です。2ならシャケやコジャケに囲まれていても立ち回れてたところが普通にポロッとやられてしまいます。ボールドなどの単射程でDPSが高いブキでも、強引に突っ込んだりする行動は普通に大きなリスクですね。射程を意識した立ち回りや、移動する際のルート選択などが大事になってきます。ということは壁塗りの重要性がかなり上がったということです。

 

ドスコイのノックバックが強い

これ明確な根拠はないけど、個人的な手触りとしては明らかに2より凶悪になってる気がしたので入れました。
今作のドスコイの攻撃は攻撃によってかなり弾かれるようになり、海面を背にしているとふっとばされて水没死などということはざらにあり、ひどいときはヘビやテッパンなどにぶつけられてピタゴラスイッチのようにお陀仏となることも。火力も変わらず高いのでドスコイの数が生存リスクに直結します。DPSの高いブキでこまめに間引きしていきたいです。

 

水没のデスカウント猶予がなくなった

2では水没するとそこからデス判定されるまでに数秒の猶予がありました。これがかなり大きくて、ノルマ達成・残りカウントが5秒程度という状況のときに、どんなに盤面が最悪でも全滅を回避できるのでいざというときに有用なテクニックでした。
3ではこの猶予がほぼない(コンマ何秒かはある気がしなくもない)のでこのテクニックは使えません。なんとか安全なところに逃げる必要があります。

 

オオモノ

あらたにダイバー・ハシラ・テッキュウ・ナベブタの4種類が追加されました。

  • ハシラ: ブキによる処理しやすさが大きく変わるオオモノ。役割分担が重要。設置される位置によって処理の優先度は変わりますが、満潮では生かしてはいけません。早めにケアしないとあっという間に地面を塗られて破綻することになります。
  • ダイバー: 塗りが得意だが火力のないプロモデラーのようなブキに活路が見えたかと思いましたが、意外と判定はゆるいのでそうでもありませんでした。対処は楽ですが、放置してると延々一定の範囲を奪われ続けるので厄介ではあるオオモノ。
  • テッキュウ: 早速界隈では忌み嫌われていますが、個人的には少数なら躍起になって処理しに行くほどではないかなという感じです。塗られるわけではないのがまだ救い。立て続けに3体4体と湧くことがあるのでそのときはケアしないとなというところと、みんながテッキュウに殺到し、それ以外の地点がおざなりになりやすいのが難しいところ。
  • ナベブタ: 事故死率No.1オオモノ。巻き込み・巻き込まれを防ぐため、処理するときは他の味方の動きをよく見たほうがいいです。意外と本体が硬い。
  • それ以外: 全員2から続投。カタパットくん、タワーくん、永遠に許されません。

ステージ(主に新ステージ)

アラマキ砦

中央の大きな高台が印象的なステージ。ステージ全体を俯瞰的に見れる場所があるというのは進める上でかなり大きい気がします。立体感があり細かい段差も多いので壁塗りが大事なステージという印象です。
ステージ端のいわゆる海岸のようなポジションまでは高台の両脇から進むことになるが意外と狭いので事故に注意が必要。
干潮時の地形はステージ端との経路が多いのでかなり楽です。

ムニ・エール海洋発電所

個人的に一番好きなステージです。ここもステージ端に抜ける通路が総じて狭いため、道中のクリアリングが重要。上から飛び込むのも勿論アリだと思いますが、帰りは外から上がれないので注意。

こちらも干潮時はステージ端との行き来がしやすく、機動的な処理がしやすい地形です。

 

シェケナダム

唯一2から続投です。相対的に難易度が上がった感があるステージ。特に満潮時。しんどい。

 

 

新ブキ

トライストリンガーはTier1とまでは言えませんがかなり優秀です。ノンチャージ時の塗りからフルチャージ時はドスコイバクダン確1とダメージも取れます。さらに射程も長くインク消費も少ないときた。やれることは多く、チャージャーの代替としてかなり広範囲に役割を背負えるブキです。ただし雑魚シャケ処理は苦手。

LACT-450は↑と比べると塗れるけど火力に乏しい、射程は短いとだめな進化の仕方ですね。壁塗りもそんなに得意じゃないので役割は狭い印象。チャージキープを活用したいところ。

ワイパー

※正直もっと触ってみて評価を決めたい感じです。

ドライブワイパーはインクの刃による遠隔攻撃は意外と射程が長い反面塗りに乏しく、ため斬りによる直接攻撃はダメージは大きいですが、連射できない・硬直がそこそこ長いなどにより近づくことによる反撃を食らうリスクもあります。そこまで触ってないですが器用貧乏感が否めず、立ち回りにかなりコツがいるブキだなあという印象です。

一方ジムワイパーは重めであるがゆえにワイパーの特質が強めの方向に出ている感じです。ただ遠隔でも十分な火力や塗りが出せるようになったので、局面がきついときは敵とうまく距離を取りながら遠隔攻撃を投げまくって落ち着かせるということができ、立ち回りはむしろ楽かも。

クマブキ(クマ弓)

インク消費量の高さは相変わらずですが、それに加えて射撃の方角が不均一というなんともクセ強めなクマブキらしさが存分に出ていました。
フルチャ全弾当てで1350という驚異の火力の高さと射程の長さを活かして積極的にオオモノやドスコイを処理したいところ。

オカシラシャケ

今作から登場したラスボス的なあれ。クリアすると一定確率でEXTRA WAVEとなって討伐イベントが発生します。現状はヨコヅナだけですが今後増えそう。
オオモノも同時に登場し、倒すと落とすキンイクラをキャノンとして投げつけることが可能です。キンイクラキャノンはオカシラに当てるのも良いですが局面次第では別のオオモノに当てることで手早く倒しつつキャノンの原資であるキンイクラを量産することもできます。個人的に相性がいいなと思うのはカタパット・コウモリ・バクダン(狙うのむずい)あたりです。

 

スペシャ

  • ナイスダマ: 広範囲を制圧できて火力・塗りともに高い優秀なSPです。ヘビに狙われているとシールドを食い破られダウンしてしまうので注意。
  • カニタンク: 大砲はタワーやカタパットの処理、連射砲は雑魚シャケやドスコイの処理などに向いている気がします。局面に応じてどちらで行くか決めましょう。どちらにしても倒すことに特化している感じのSP。
  • ホップソナー: 雑魚シャケの処理や味方の救出にかなり特化しているSP。地味に強いです。攻め込まれてるなと感じたらとりあえず置き得ですね。オオモノの攻撃で普通に壊れる点には注意が必要です。
  • ジェットパック: 2から続投ですが普通に強いです。ステージ端のオオモノを処理したり、味方を助けたり、範囲攻撃で雑魚シャケを蹴散らしたり。
  • トリプルトルネード: こちらも遠隔地に高火力の球を投げられるので非常に強いのですが、相手にうまく当てないと普通にすり抜けたりするので落ち着いて狙いを定めるのが大事になってきます。逆に言うと「狙いを定める余裕があるうちに早めに使いましょうね」ってことです。
  • メガホンレーザー5.1ch: タワーやカタパット処理に特化しているSP。発動したら一度画面でエイムを合わせないと狙ってくれないのでここは確認しておいたほうがいいでしょう。対象を撃破すると勝手にレーザーが動くのも注意。また浮き輪の味方にはエイムが合ってくれないので救出には不向きです。
  • サメライド: 広範囲の爆発と移動中の無敵時間で雑魚シャケ・ドスコイ・オオモノを気持ちよく一掃できます。ただし、止まった瞬間に無敵時間が切れる点と、移動前が無敵にならない点は注意。こちらも気持ち早めに使ったほうが効果的です。

心がけたいこと

全部自分へのブーメランです。

遠くのキンイクラに執着しない

ノルマ未達成は避けるべきですが、それを過剰に意識するあまり遠方のキンイクラを無理やり取りに行こうとするのは2以上に悪手になってしまいます。ステージ端でやられてしまうと味方のフォローもしにくくなります*1
まずはクリアを意識すること。キンイクラはたくさんとれますので、ノルマと生存リスクを天秤にかけた行動が重要です。
そこから少しでも良いスコアを出すためには、という考えになると、オオモノを的確にコンテナ近くまで寄せたり、タマヒロイに運搬してもらうなどの判断が必要になってくるわけですが。

テッキュウ(とそのキンイクラ)に執着しない

界隈でも物議を醸しているテッキュウの厄介さですが、こいつはタワーと同様に決まってステージ端に湧くのがまた厄介で、そのため過剰に執着して倒すのが100%良いか悪いかというのは難しいところだと思うのです。
テッキュウが湧いたとき、早く処理しようと複数人でテッキュウ近くに群がり、処理している間に後ろから雑魚シャケに倒されて壊滅という光景を何度も見ました。
↑にも書きましたがコンテナから離れれば離れるほど何かあったときのチームへの負担が上がります。やられるまえに切り上げて帰ってきましょう。キンイクラなんて1個でも持ち帰れたら十分です。

ブキや編成の長所にあった立ち回り

2から言われていることですが、ローラーはコジャケ・シャケ処理が得意・チャージャーはバクダンやコウモリの処理が得意など、どういう動き方が貢献度が高いかというのは編成によって自ずと決まってきます。それによっては一部不利な動きをしなければならないときもありますが、基本的には他ブキと比較したときの塗り・DPS・射程・連射回数などいろいろなところから適切なムーブを見出していくことが重要です。

 

 

*1:間違えてはいけないのは、絶対ステージ端に行ってはいけないということじゃないよってことです。タワーやカタパットは最優先で倒したほうが良いですからね。ただ自分のいる周囲の安全には最大限気をつけましょうねという話。SPも積極的に使っていきたい

あの一件と、審判に求められるもの

今更、こんな記事を見つけてしまったので、

number.bunshun.jp

 

大変に今更ながら自分の考えを書いてみる。

行為だけ見れば、喧嘩両成敗ではないが、佐々木朗希投手にも白井球審にも両方に落ち度があるように見える。双方とも「感情がコントロールできていなかった」というのはある意味でその通りなのだろう。
ただ、この件の本質って、↑にあるような、審判のレベルがどうとか、批判ばっかりされるから大変とかミスはつきものだから叩くなとか、そういう話ではないんじゃないの?ということです。まあ、佐々木朗希投手だったからあれだけセンセーショナルになってしまったというのはあると思うけど。

(あの場面だけ見たら、20歳そこいらの若者二人にオラつく中年のおっさんの構図って、なかなか厳しいものがあると思うんだけどな。選手と審判という関係性を含めても)

憶測でしか論じられない

この件で、個人的に一番問題だと思っていることは、当事者である白井球審も、千葉ロッテマリーンズ側(佐々木朗希・松川虎生・井口監督など)も、当時のあの一連の行為の意図や背景について公にコメントしていないことだ*1
一件を振り返って、軽く考えるだけでも、自分は双方に対して以下のような疑問点がいくつか浮かんでくる。

  • 佐々木朗希投手
    • 何に対してマウンド上で苦笑いを浮かべたのか。
    • なぜマウンド上で苦笑いを浮かべたのか。
    • 白井球審が詰め寄ってくるのを見て、何のことか推測ができたのか。
    • 苦笑いを浮かべたことを、白井球審が侮辱行為と解釈した(かもしれない)ということを理解できたのか。
  • 松川虎生捕手
    • 白井球審と佐々木朗希投手の間に入って仲裁しようとしたのはなぜか。
    • 松川虎生捕手が聞き取れる範囲で、白井球審は佐々木朗希に対して何と言っていたのか。
    • 松川虎生捕手は白井球審になんと声をかけたのか。
  • 白井球審
    • 佐々木朗希投手に詰め寄ったきっかけはなにか。
    • なぜ佐々木朗希投手に詰め寄ったのか。
    • 詰め寄る際、佐々木朗希投手に対して何と言ったのか。
    • その行為以前にも佐々木朗希投手の行為に疑義のようなものを感じていたのか。
    • 詰め寄る行為を振り返って(タイミング、行為の内容、かけた言葉、)、適切だったと考えているのかどうか。
    • 次回以降、自身が球審を務める試合で同じようなことがあったとしたら*2、どう対処するつもりなのか。

もちろん、答えなくても良いことも含まれているだろうが、肝心なのはあの件について判断できる情報、特に背景や当事者による行為の意図がほとんどないということだ。それらがわからなければどうなるか。経緯を部外者が推測で判断するしかなくなる。「あれは〇〇だったのだろう。だから××が悪い」といった形だ。
本当は佐々木朗希投手はストライク/ボールのジャッジが不服だったわけではなかったかもしれないし、本当は白井球審は恫喝するつもりはなくて、「今のは審判から見たら侮辱行為に見えるから気をつけたほうが良いよ」ぐらいのちょっと気の利いたアドバイスをするくらいのつもりだった可能性もある。こういう情報があるだけでも受け止め方はだいぶ変わるはずだし、白井球審にとってもいわれのない非難に対する多少の弁明の機会にもなるはずなのに、誰も何もコメントしないので、判断材料がない。そうすると当事者に対する過剰なバッシングや擁護といった、極めて不毛な場外乱闘がネット上で起こることになる。
審判がなければ試合は始められないのは確かにそのとおりだが、その試合に金を払って見ている観客がいるということを忘れないでほしい。あの試合を球場で見ていたファンからすると、「マウンド上の投手に審判が詰め寄って捕手が宥めている」という特異な光景に対して、一切の説明が試合中も後もなされないということであり、それが異常では?と感じるのは自分だけではないと信じている。

 

余談として、上記の前提は

  • NPB・審判団・選手会の間で
  • 本件の経緯や起こった原因について認識が一致していて
  • 今後再発しない、もしくは再発したときに適切な対応を認識できている

のであれば話は別である。
ただしファンは置き去りのままなので、それが良いのかどうかは別の問題として残る。

 

審判の地位を貶めているのは誰か

この件に関連して、当時のSNSではそもそも審判の仕事の大変さや本来あるべき権威について理解すべきだと言った↑の記事のような意見をよく見た。私は野球をほとんどやったこともなければ、審判の勉強をしたこともない、ただの1プロ野球ファンである。その立場として言うならば、「審判の権威に傷をつけているのは他ならない審判自身の振る舞いである」と思っている。

 

ジャッジの透明性について

まず、審判の判定に対する説明は致命的なレベルで明瞭さを欠いている。昨今はリクエスト制度の定着で頻度は減ったが、導入前のリプレイ検証時、審判が説明するシーンは、どうしても要領を得ないケースが多い。

 

これはまだいい方。

youtu.be

出羽守になってしまうのは非常に心苦しいのだが、サッカーやアメフト、ラグビーなど、他のスポーツ競技を見ていて、野球の審判と決定的に違うのは「判定ややりとりに透明性がある」ということである。アメフトやラグビーの場合、主審にピンマイクがついていて、ジャッジのコールや選手とのやり取りを第三者からも明瞭に把握することができる。言い換えれば「ラグビーやアメフトの試合では今回のようなことはめったに起こり得ない」ということだ。

 

ストライクゾーンの精度について

冒頭の記事(https://number.bunshun.jp/articles/-/853100?page=4)から抜粋する。

アマではボール1個分くらい外れていてもキャッチャーがいい音を鳴らして捕ればストライクになることがありますが、プロの審判はそれがほとんどありません。自分のゾーンが確立されています。

(中略)

今回もあの1球だけ切り取ればストライクだろうと思う人も多いかもしれませんが、試合を通じて低目のボールには厳しかった。

「自分のゾーン」とか「低めに厳しい」とか、こういうところなんだよな、としか思えない。そもそもストライクゾーンは公認野球規則で明瞭に決まっている*3わけで、100人の審判が100人同じゾーンでストライク・ボールをジャッジしなければならないはずだ。もちろん捕手側のボールをストライクに見せる捕球技術との駆け引きもあるだろうが、原理原則としては「同じ軌道のボールはすべて同じジャッジになる」はずである。なぜその日の審判のジャッジの特性に投手側が寄せなければならないのか?だからストライク・ボールの判定をロボットにやらせたらええんちゃうんかという論になったのである。それをやれ尊厳だなんだという抽象的な概念で混ぜっ返していい問題ではない。

審判も人間だからミスをするというのは、人間が審判をしている以上否定しない。ただし、一つのジャッジミスが試合を左右しかねないという特性上、また審判の尊厳を守るためにも、あのとき適切なジャッジができていたのかどうか、次の試合までにどう修正すればよいか等、判定の精度について振り返る機会が必要だと思う。*4
より踏み込んだことを言えばメジャーのようにストライクゾーンを可視化し、この日の審判はボールゾーンを何球ストライクとコールしたかなど、ゾーンの精度について詳らかにしても良い。「ストライクかボールの判定に異議を唱えることが許されない」のならば、これくらいの透明性はあって然るべきだ。

 

ロボットは完全に代替できない、からこそ

審判の役割は判定だけではなく、試合を円滑にすすめるということも含まれる。選手交代を管理したり、雨天時に中止にするか、途中で中断するのか続行するのかというのもそれである。そういった判断の絡む部分は、何らかシステムとして機械的に判定できない部分もあり、一朝一夕には代替できないと思っている。つまりはもっと根本的な部分で当分は人間が審判を務める時代が続く。

ミスはつきものであるとしても、それが試合を左右しかねないからこそ、ミスしても良い理由にはならないし、ミスを弁明しなくても良い理由にはならないし、ミスを認めなくても良い理由にはならない。この件をきっかけにして、現代のプロ野球の審判に求められるものはなにか、審判がファンや選手らから尊厳を得るために必要なことは何か、様々な視点から議論が進んでほしいと思う。

*1:井口監督は「冷静にさばきましょう」みたいなことを言ってた気がしていて、当時のいきさつを知っているのかいないのか、は判断できない

*2:もちろん、佐々木朗希投手にも、千葉ロッテマリーンズにも限らない

*3:今回のことを調べていて、公認野球規則は書籍化されているものを買わなければオフィシャルの情報には辿り着けないということが分かった。だからファンサイトにはなるが、

yokouchibaseballclub.web.fc2.com

こういったサイトで調べている限りにおいて、という注釈がつく。1000円ぐらいで買えるので自分も入手してみようかなと思っている

*4:こんなところで書かずとも当然やっているのだと思うし、そうあってほしいのだが。

どうやらpovo2.0だとロ/ー/チ/ケ/ア/プ/リの認証ができないせいで問い合わせしないとイベントに参加できないらしい

 

明日参加するイベントが、○ーチケの電子チケットアプリを使って配信されるようで、私は今日のうちにやっとくかとロ○チケの電子チケットアプリをインストールして認証しようとしたんですよ。

そしたらこれ

 

f:id:umincyu11:20220417015210p:plain

 

何度やってもこの画面なので、色々調べてみたら、以下のことが分かった。

togetter.com

  • povo2.0では、SIMに対してROM書き*1をしていない。

  •  そのため、端末に挿しても、端末はSIMから電話番号を読み取ることができない。
  • 一方、ロー○ケアプリは、利用者認証にあたって端末に挿されたSIMから電話番号を読み取って、その番号にSMSを送るという方式を取っている。当然、povoのSIMは電話番号を読み取ることができない。
  • そのため、povoユーザはローチ○アプリの初期認証が永遠にできず、アプリが使用できない。

結構こういうケースはMVNOに多そう。

まあ、それはそれとして、今分かっていることは、私は明日の開演時間までに、どこか適当なキャリア*2でSMSを送れるSIMを開通させ、端末に挿し、ローチケ○プリの認証を済ませなければ、チケットを表示させることも、入場することもできないというわけだ。

いずれにせよこれ、結構問題だと思うし、上記の経緯が正しいのなら、povoに移行したユーザ全員が影響を受けることになるので、絶対他にも同じ問題を過去に踏んでいる人がいるはずだ。とすると今になって降って湧いた話でもないはずなので、ローチケのFAQに掲載するとか、何かしらのアプローチが取られていて然るべきだと思うのだが、案外そういう話は見つからなかった。あんまりメジャーな問題じゃないのかな*3

FAQには「チケット応募前に動作確認してくれ」と書いてあり、私はそれを怠ったということになるので、向こうからしたら悪いのは私です。格安のMVNOに安住して、バックアップになりうる回線を用意して置かなかったことも問題。まあそれはいいのだが、e+やぴあなど、他の電子チケットアプリはちゃんと動くわけで、何ならpovoに変える前、庭で使っていたときは、ちゃんとこのアプリは動いていたのだ。それが通信キャリアを変えたせいで認証すらできなくなるということを、誰が想定するだろう?そちらのアプリ独自の仕様で突っぱねられてもなあという気がするし、何より紙→電子の移行の流れの中で、そのシステム自体に阻まれるというのは、なんか本末転倒じゃないか?

とりあえず問い合わせしたけど、CSが混み合ってるなどと吐かしているので、どうせちんたら回答してくるだろうし、来週忘れた頃に回答が来そうで変な笑いがこみ上げてくる。もう泣き寝入りは覚悟しているが、まあ金輪際ここは使わないし、ここを使うイベントには行かないというのが正しい自己防衛のような気がする。悲しいけど。

 

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【2022/04/17 14:22追記】

問い合わせしたら朝回答があって、アプリの情報や電話番号の証憑をやり取りした上で、サポート側で代わりに認証してもらえたので、イベントには参加できそうだ。基本的には「問い合わせしてもらう」を同様のユーザに対する方針としているんだろう。言い換えれば「運用でカバー」ということになる。

まあそれを良いとするか、悪いとするかはあれど、ちゃんと対応してくれることは分かったので、そこは良かったなと思いつつ、さっき改めてチケットの明細を見たら、「電子チケットサービス利用料」の名目でチケット代に上乗せして徴収してるわけだから、やっぱりアプリを改修してくれと言う他ない。

*1:ROM書きの意味はちゃんとわからなかったけど、

www.itmedia.co.jpこういう記事があるので、おそらくSIMのプロビジョニングのことを言ってるのだと思う。カード自体には書かずにpovoのアプリ上で管理してる的な。

*2:ちゃんとSIMカードにデータを焼いてくれるキャリア

*3:まあアプリのレートがAppleAndroidも2以下だったので、お察しだが

言葉の鋭さ

game.watch.impress.co.jp

不適切発言ってそれこそもう何年も前からあって、そのたびに炎上→謝罪→ペナルティのループがなされて、見るたびまたかよとげんなりしつつ、これはもう今後半永久的になくならんのかもしれんと思ったりするのだが、今更ちゃんとこの機会に書いておこうとおもったのは、中身を見てみると気づくのが、「言っている事自体はそれほどおかしいことではない」ということだった。

↑の件もそう*1なのだが、この人の言いたいことは「(自分にとっての)理想の男性は身長が170cm以上ないといけない」ということで、出会い系の条件にも身長がある中で、それ自体が特別尖った意味を持つものではない。ただその言意が歪にラッピングされて、こういう発言になったのだと思っている。スポンサーらが「不適切」と断じているのは中身ではなくその包装なのだ。

SNSや様々な配信プラットフォームによって、「誰もが」言葉を「手軽に」「不特定多数」に伝える可能性を広げた。バズることがそのアカウントという人格で生きる上でのステータスとして捉える人もいる。大量の情報に素早くアクセスできる今の世の中にとって、世の中が重視するのは丁寧に紡がれる言葉よりも、短絡的に読む人の脳を捉えるような簡潔さ、鋭さになりつつある。

だとするなら、こういう不祥事を間接的に許し続けてきたのが、自分も含めた現代を生きる人々たちなのだろう。世間にウケが良いように言葉を包み、発信し、支持を得る快楽。端的でありながら過剰で、鋭さを持った言葉はバズり、あちこちから寄せられたインスタントな「いいね」が承認欲求を満たす。そしてもう一度その快楽を味わうために、あちこちでラッピングが繰り返される。麻薬のような永久機関は、やり方を間違えれば大いなる毒が宿るのだということを、両者とも、いつしか忘れてしまう。

 

自分が折に触れてたまに読み返す記事がある。この中の一文がとても興味深い。

www3.nhk.or.jp

この事件を起こした人間はけしからんと思うし、ひどいことだと思うけれども、だけどこの社会が作ったんですよ、間違いなく。この時代が作ったんですよ、間違いなく。この人を理解しなかったら我々は、我々が生きている時代と社会ってものを理解できないってことなんですよ。 

 

勿論このような不適切発言自体には正しい償いがあるべきだと思っている。しかし、その「正しさ」とは何なのだろうか。誰がいつどうやって決めたのだろうか。誰もわからないまま、ネット上の相互監視や「正しさ」「清らかさ」の強要は増していく。

今まで受け入れられてきた歪な言葉の中に思いがけず混じってしまった一匙の毒によって梯子を外され、釈明の機会もないままにトカゲの尻尾のように切られ、仄暗い中に閉じ込められる。そして私達は絶え間無くやってくる情報の濁流に押し流され、このことを顧みることすらしないまま過ぎていくだろう。だけど、それが時代が選んだやり方なのだ。

この時代を変えない限り、この手の不祥事はなくなることはなく、多くの人から数日と経たないうちに忘れられ、ネットの塵となって風化してどこかに堆積していく。あとに残るのは社会的地位を剥奪された発言手だけだ。こういったことが何も疑われることなく繰り返されていく。「またかよ」とげんなりする我々のような1小市民たちによって。

これを変えることは根本を覆すことであり、相当に難しいのではないか、と思っている。情報の選別や吟味にかける時間もなく、無意識的であれ意識的であれ、多くの人がSNSに色々な意味で依存し、大量の情報が消費されることが肯定されている時代において。

*1:だと個人的には思っている

マッチングアプリを試した

人生で初めてとあるマッチングアプリを入れた。もう長いこと彼女と呼称できるような存在もおらず、なんなら恋愛とは縁遠い生き方をしてきたような人間が、ここにきてマッチングアプリに登録したのは、結婚願望があるとか、人恋しいとか、周りが結婚し始めた焦りだとか、はたまた十の位があがっても孤独な自分自身に危機感をおぼえたとかそういうことではなく、恋愛というカテゴリにおいて己の市場価値がどの程度あるのか、ということをなんとなく知りたくなったというのがきっかけだった。端的に言えば興味本位という4文字に集約されてしまう。転職する気もないのに、己のキャリアが客観的視点でどれくらい評価されるのかを知りたくて転職サイトに登録しているのと同じである。

そうして入ったマッチングアプリの画面からはいろいろな女性の存在が飛び込んでくる。当たり前だが、私がこんなアプリを始めていなければ、知ることのなかった人たちだ。職業も住んでいる場所も価値観も趣味もまるで違う人達がたくさんいる。もちろんこういった人はただ候補として画面に出ているだけで、なにか関わりができたわけでも、繋がるということもないわけだけれど、でも確かにこの電脳空間の向こう側に存在する人が私と同じようにアプリを入れ、アカウントを作り、お気に入り(かもしれない)写真を登録し、いろんな項目や自己紹介を書き、アカウントとして成り立たせているのだということを考えると、機械的な中に人の手が介在していることへの名状し難い神秘のような何かを感じてしまって、少し面白かった。それと同時に、この人達は本気で将来の交際相手をこの電脳空間の中で探しているのだという当たり前の事実に気付かされ、私は興味本位で登録したことを恥じるに至った。

 

親や先祖には申し訳ないが、恐らく私はこのまま独身を貫き、一人において人生を終えることになるだろうと考えている。それは過去、まだ今よりも恋愛的市場価値が高かったかもしれない時に、その価値が「時間」という、時限的で揮発性の高いものによってもたらされていたことを何よりも理解し、一人の雄としてモテるために然るべき行いをして、徳や魅力や自己肯定感を積み重ねるという、現代日本に生まれ落ちた人間として当然なされるべき段階を踏むことを真っ向から突っぱねたつけが回ってきたからだ。トラック何周も遅れを取ったかどうかわからない中でスタートをきれるような、ある意味での強さはいつかのどこかで捨て去ってしまったし、現状を悲劇や不幸として片付けて適当に慰めるのではなく、単なる自業自得であるということを戒めることが自分にとって重要なのだ。半ば自傷行為のように。

勿論なにか奇跡のような出来事の連鎖によって、この状況を劇的に打開することがないわけではないかもしれないが、そんな土台無理な願望を運で解決できないかと願うというのは、買ってもいない宝くじの番号が当たることを祈るくらい無意味なだと思うし、そもそも真っ先に運に頼ることが頭を過るほどには怠惰だ。これについてはM-1グランプリモグライダーの芝さんが言っていた「頑張れねえ奴が神社行ったってしょうがないだろ」というツッコミをもって代弁としたい。

 

今年のM-1グランプリで錦鯉が優勝したのは、2人のネタが最も面白かったというのもそうだが、何よりも2人の中で芸人として、「錦鯉」というコンビとして輝ける道筋を見出し、もがき続けたからだと思っている。
そして最も重要なことは、その道筋がどこにあるのか、そもそも見えるのかどうかは誰にもわからないということだ。そういう中で情熱を絶やさず、己の芸を磨き、星の数ほどもあるだろう他のコンビと競い続ける。こうした並大抵でない努力を続けなければ人並みに食い扶持を得ることも許されない「芸人」という職業は、価値とか損得勘定に流されやすい私のような人間にこの上なく向いてない職業だと思ったし、そして、50という年齢で戴冠した長谷川雅紀さんを見て誰かが、あるいは本人が口にしたであろう「諦めなければ報われる」という言葉は、この上なく鋭く美しい刃となって私の心を貫くのだ。