猫も杓子も記事を書く

140文字ではかけないことをかこうと思います。

茅原実里さん不倫報道に対するヲタクのお気持ち

はじめに

ここに書かれていることは茅原実里さんのヲタクを10年以上続けてきた人間が書く、あくまでチラ裏程度の文章の羅列であり、誰かに同じ気持ちを強制したり、同意してほしかったり、そういう意図を含んだものではないことを明言しておく。
また、発表された当日に書いているということもあり、まだ自分の中できちんと咀嚼しきれてない部分もあるのは事実で、あとから見てみたらこうじゃねえよなというところも出てくる可能性は否定しない。要はこの記事の一意性を一切保証しない。

ぼくの見解

不貞行為そのものについて

ブログやFC会員向けに送信されたメールに綴られている内容が全てであり、弁護するつもりも個人的に鞭を振るうつもりも、はたまた某週刊誌に対する憎悪も一切ない。不倫に関しては当事者間の問題だと思っているので、お互いに事実でした、円満に解決できています、ということなら部外者として何も言うことはない。ただ、彼女がファンのことを何よりも考えてこれまで活動してきたことを知っているだけに尚更、個人の感情として「誠に遺憾である」というのはあるけど。それで終わり。

※この件とは関係がないが、彼女は以前にも文春砲を食らったりしていてこれが初ゴシップというわけでもないわけで、老婆心ながら脇の甘さというか、そのあたりは少し心配にならないわけでもない。

 

大先生について

実のところ、不倫報道が出るという話は昨日の時点で週刊誌の早刷りに載っていたことでネットで話題になっていたこともありなんとなく把握してはいた。今回の件で一番驚いたのは不倫相手が誰かということで、どうせまたどこぞの「一般男性」だろうと思っていたら、まさかそんな(彼女にとって)近くの人物だったとは思わなかった。というのが正直なところだ。

茅原実里ヲタクなら共通認識だと思うが、彼女の不倫相手として報じられたところの室屋光一郎という人は、茅原実里というアーティストの歩んできた歴史を振り返る上で最も重要な人物の一人だ。

 


[Official Video] Chihara Minori - Dream Wonder Formation - 茅原実里

 

Dream Wonder Formationという曲がある。茅原実里アーティスト活動10周年を祝して実施された日本武道館でのワンマンライブの1曲目として披露された曲だ。その中にこんな歌詞がある。

君は私の欠けた 最後のピース

 

今思い返せば「純白サンクチュアリィ」での大先生との出会いがアーティスト・茅原実里としての幅、彼女の楽曲の幅、ライブの演出の幅を広げることになったわけで、彼がまさしく彼女の行く先を決定づける「最後のピース」だったのは間違いない。このことが裏を返せば、今回の件をさっぱりと割り切ることができない原因になっている。これまでのどのアーティスト活動を振り返ってみても、大先生抜きにして語ることはできず、それがこのことを過らせるであろう、ということはまず間違いないし、何より今後のアーティスト活動を続けるに当たり、「事が明るみに出たので二度と共演しません」となるほど生易しい関係性ではないのはファンとして十分わかっているつもりだからだ。

繰り返しになるが、不貞行為そのものについてどうこう言うつもりはない。だがこれのせいで今後純粋に応援できない、というファンとしての複雑さ、悲しさについては考えなければならない。

 

※全くの邪推だが、不倫関係にあることは当事者しか知らなかったはずで、それを6年もライブに出ながら周りに黙って関係を持ち続け、終わった後もそれを隠したままファンの前に出ていた、というのはこれは全く邪気のない気持ちとして、よく貫き通せたなというところはある。自分が大先生だったら絶対どこかでゲロってしまうだろうな。

 

ファンやめるの?

個人的な考えとして、今回のようなことがあったとしても、過去のライブに参加したときの感情や思い出が死ぬことはない(濁ることはあるかもしれないが)し、茅原実里の楽曲に罪があるわけでもないと思うので、今後も楽曲は聞くだろう。引き合いに出して大変申し訳無いが、ピエール瀧が逮捕されたことによって電気グルーヴの楽曲が毀損されるわけではないことと同じだ。

もっと踏み込んだことを言うと、今回のような不貞行為はプライベートな人間性の部分の問題でありアーティスト・茅原実里に対するあれこれとはまた違うのかな、という考えだ。恋愛禁止のアイドルでもあるまいし、根っこの部分が暴かれたところで自分が応援する上では大きな意味を持たない。まあパブリック・イメージは良くないだろうが。だからライブにこれからも参加するだろうし、茅原実里室屋光一郎両名を嫌いになるとか、憎悪があるとかそういったこともなく、かといってますます好きになりましたということは毛頭ないが、そこまで大きく気持ちが変わったわけでもないかな、という感じ。強いて言うならバレたから関係は全部終わりです、二度と一緒にライブに出ませんしレコーディングもしませんではなくて、今後もアーティスト活動を共に続けていくことが何よりの禊だと思ってはいる。

 

なのでCDは割りません。残念でした。

 

最後に

個人的に一番残念だったのは、本人からの報告が週刊誌が出たあとだったことだ。今日の午前中にはメールが届いたので前々から抜かれることを知っていて用意してあったのだと思うが、だとするなら報道の前に、ブログなりメールなりSNSなり、せめてFC会員だけでも、前もって彼女の方から第一報を聞きたかったというのが率直な気持ち。

今は声優がアイドル化していたり、サブカルチャーとしての市民権をある程度確立している昨今において、声優のゴシップというのはそこまで珍しいものでもなくなっている。実際彼女のゴシップが出るのも初めてではないし。それでも、ファンクラブに入るほど能動的に応援している人のゴシップが出るというのはそれだけでイレギュラーなことで、非常にストレスフルだ。不倫したという内容以上に誇大化したネットのうねりの中で、大して知りもしない人たちの衆目に晒され、やりたい放題石を投げられている、かといって本当のことだから庇うこともできず、ただ黙って見ていることしかできない、正直に言ってこういう状況はつらい。それが彼女の言う「みんなを傷つけ、不愉快にさせてしまい、悲しませてしまい、失望させ」ることなのだろうなと思う。

 

言いたいことはだいたいこれで全部なので後はただ、自分の中で熱りが冷めるのを待つだけだ。こういうとき、否が応でも家の中に籠もっていないといけない状況というのはある意味で救いであり、ある意味で地獄でもある。