猫も杓子も記事を書く

140文字ではかけないことをかこうと思います。

指折りの「今年買ってよかったもの」が2017年の終末寸前のところで来た

きっかけ

以前、あまりにも弊宅の無線LANルーターから飛ばしている電波が強さ・速さともに心許ないレベルに達してしまったという記事を書いた。

 

hidamariman.hatenadiary.jp

相変わらずそのような状態は続いていて、プロバイダの乗り換えも真剣に考えた。ただ、今使っているauひかりも、1gbpsなので、元回線に非があるという言説は過言で、かくなる上はNURO光という選択肢しかなくなる(軽く調べた限りだと、2Gbpsを上回るスペックを持つプロバイダはNUROをおいて他にない)。しかし弊マンションはNUROエリア内であるもののまだ導入した実績がなく、導入までにはそれ相応の時間がかかる。具体的に言うと2~3ヶ月。なによりプロバイダ乗り換えコストについて家長たる父親からの決裁がおりなかった。実家に居住している以上、家長からのコンセンサスが得られることは絶対条件。かくしてプロバイダ乗り換え計画は頓挫した。

しかし、調査はある程度の進展を見た。まず、自分が主として居住空間としている部屋がルーター親機からあまりにも距離がありすぎ、また壁などの遮蔽物の存在も相まって、部屋の中に電波が到達する頃には性能がかなり減衰している可能性があることが分かった。要は元回線でも無線LAN親機のせいでもなく根は地理的な問題であったわけだ。そして弊宅の物件の構造上、自分の部屋だけが親機から遠く離れた場所にあるために、自分以外の家族から無線LANの性能劣化を体感している旨言質を得られず、そのために問題の本質に辿り着くのが遅れてしまったのは悔恨であった。

それでも、原因が詳らかになれば話は早い。要は親機と自分の部屋のあいだに、親機から発される電波を何らかの形で増幅させる機器があればよいということになる。それを2017年の現世ではなんというかというと、「無線LAN中継器」と言う。

んで、買った。

 

 

 

メーカーや型番に対する拘りはない。強いて言うなら親機がBUFFALOなので中継器も同じメーカーで揃えたほうが良いかな、というぐらいであった。あとはたまたま家電量販店で実製品のサイズや仕様を確認でき、弊宅に設置するイメージがクリアになったからというのもある。ただ性能はどれも大差ないであろうジャンルの製品なので、おすすめは?と聞かれたらBUFFALOかtp-linkを推すであろうなと思う。この辺は宗教的な理由が絡んでくる。

設置効果

結論から言って、なぜ今まで購入を躊躇っていたのかと後悔をおぼえるほどの効果が得られた。2Mbpsも出ない、旧世代のADSLが裸足で逃げ出すレベルだった部屋のネット環境は、上りも下りも常時50Mbpsが出るところまで到達し完全に人権を取り戻した。設置したところがたまたま5Ghz帯も良好に掴む範囲内であったという点も大きい。それによって中継器経由で自分の部屋にも5Ghz帯の電波が届くようになり、全く縁のなかった11ac規格に対応したこと、これも手伝ってこれだけの改善効果が得られた。これで普通に動画や画像を自分の部屋で見たり、1G超えの重たいソフトウェアをダウンロードすることにもさほどフラストレーションを感じなくなった。

ちなみにこの数字は有線接続しているPC上でスピード計測した結果にかなり近しい数値なので、これ以上の速度を求めるとなると必然的にプロバイダの乗り換えが必要になる。そのときにこそnuro光を推し進める好機であるので、来たるときに備えて家族に対しロビー活動を実施しようと模索中である。