猫も杓子も記事を書く

140文字ではかけないことをかこうと思います。

松来未祐さんのこと。

最初にその報せを聞いた時、自分の目を疑うことしかできませんでした。

 

自分がこの沼に入り込むきっかけになった、「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品があります。

その作品に出演されていた、後藤邑子さん繋がりで知った作品が、「ひだまりスケッチ」。今でもだいすきな作品です。

そして、そのひだまりスケッチに吉野屋先生役で出演されていたのが、松来未祐さんでした。

ふんわりと暖かい気持ちになれるような声と、ボケにツッコミにと、芸人さながら(褒め言葉です)の瞬発力を遺憾なく発揮したラジオを聞いているうちに、

声優として、自分の中で、欠かすことのできない存在になっていました。

 

先述した後藤邑子さんも、以前病気のため療養に入っていたことがあって(現在は段階的ながら復帰されています)、

その流れからか、松来さんが肺炎のためお仕事を休まれるという報が入ってきた時も、どれだけ時間がかかったとしてもいずれは戻ってくると、思い込んでいた節がありました。

彼女が最後に更新したブログ記事は、もしかすると、もう、そういう段階ではないという暗示だったのかもしれない・・・などと考えてしまいます。

matsukimiyu.exblog.jp

 

何度も何度も、テレビやラジオで聴いてきた松来さんの声を、もう、聴くことができない、という事実、喪失感は、今でもじわじわと心に広がっていて、まだ実感できていません。きっと、これからもそうだと思います。

 

どなたの台詞か失念してしまいましたが、自分が亡くなったとしても、吹き込んだキャラクターは画面の向こうで永遠に生き続ける、という趣旨の言葉があって、色々なところで言われている言葉だと思いますが、

ふとしたときに松来さんが演じた作品を見返して、ああ、こんなキャラクターもいたな、と思い返すことが、

今の、そしてこれからの松来さんに対して、自分ができる唯一の事なのかなと思いますし、

それを松来さんが望んでくれていたなら・・・と思ったりもします。

ただのファンの一人としては、最期がどれだけ辛かったのか、知るよしもありませんが、今はただ、ゆっくりと、安らかであることを望むだけです。

きっとまた、どこかで会えることを信じて。