猫も杓子も記事を書く

140文字ではかけないことをかこうと思います。

現代日本でキャンペーンの応募にハガキを使う意味

特茶ってありますよね。CMとかでも有名な、体脂肪を減らしてくれるお茶。

自分も酷いレベルではないのですが、今のうちにできる手は打っておかなければという思いと、単純に苦味がちょうどよく味が好きなので、ほとんど毎日買っています。

 そんな特茶を製造販売するサントリーが、こんなキャンペーンをはじめました。先月末からですね。

www.suntory.co.jp

 

最初に見た時は、なかなか、自分が習慣的に買っている物品を対象にキャンペーンが行われることってないので、これはよいタイミング!と思いました。内容次第ですが、(とりあえず応募してみようかな)と思って、応募要項を読んでみました。

 

対象商品ラベル側面、及び一部の商品についているシールの下層に印刷された「特茶ポイント」を切り取り、(中略)専用応募封書または市販の封書・郵便ハガキ(所定の郵便料金分の切手をお貼りください)にテープなどでしっかりと貼り、(中略)ご応募ください。 

・・・・・・

目を疑いました。何度か読み返しもしました。

時は既に2017年も半分が終わろうとしています。キャンペーン応募なんて、シリアルナンバーを専用サイトで読ませて応募させるのが普通なのに、今時ハガキにシールを貼って応募させるなんて、ミッフィー皿かヤマザキ春のパンまつりぐらいのものではないでしょうか。
それを中小の飲料メーカーがやるなら「まあ、専用サイト構築したり運営したりいろいろ面倒だし、予算降りなかったのかな・・・」ぐらいに思うかもしれませんが、これをやっているのは天下のサントリーですよ。

 

prw.kyodonews.jp

 

それも、上記にもあるとおり10億本以上売れるくらいのヒット商品じゃないですか。もうちょっと本腰入れてやってもいいと思うんですけどね。
それとも「俺様の商品のお陰で楽して痩せられるんだからこのぐらい自分でやらんかい」という暗黙のメッセージなのか、はたまた主要購買層がネットもまともに使いこなせないようなシニア層や主婦層なのか、日本郵政から多大なる圧力があったのか、さてどれでしょうかね。こういう○みたいなキャンペーンやDMのお陰で郵便事業は成立してるんだなと思うと悲しい気持ちになります。

 

さらに、応募方法の中にはこうもあります。応募はがきに貼り付けるシールについての記載ですね。

「特茶ポイント」は、必ずポイント数が全て見えるようにお貼りください。
ポイント数が確認できない場合は無効とさせていただきます。

これをハガキに貼り付けていくわけですが、そのポイントの台紙とシールのデザインを抜粋したものが以下になります。

 

f:id:umincyu11:20170618005720p:plain

f:id:umincyu11:20170618005724p:plain

 

このポイント台紙は左から右に向かって順番に貼らせるように作られてるわけですけど、企画段階でこの要領で貼っていくと、右下に書かれてるポイントが右隣のシールによって隠れてしまうのでは?と思わなかったのでしょうか。それとも敢えて意地悪でこうしているのでしょうか。

応募要項にも書いてありますが、このシールはペットボトルのラベルや、ボトルに貼り付けられたシールに印字されているものを「キャンペーンの応募者の手で」切り取らせて貼り付けるものです。みんながみんな精緻に切り取って貼り付けができるわけではないということが頭から抜け落ちているとしか思えないんですよね。

自分もそれほど器用ではないので、歪な形になってしまったシールを逆側から貼るようにしました。*1そうすれば常にポイント記載部分が上に来るようになるのでいまのところはいい感じです。ほとんど毎日買ってるのでおそらく締め切りまでに台紙は全て埋まるでしょう。
問題はWebから印刷したハガキを切り取って封筒にするイメージが湧かないんですよね。実際に印刷してもうまく作れない。誰か教えてください。

 

*1:上記の台紙を例にすると、12ポイントの位置から左に向かって貼る感じです