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猫も杓子も記事を書く

140文字ではかけないことをかこうと思います。

ベイスターズの2勝1敗力は本物か

丸2ヶ月間が空いてしまいましたが、そんなことは素知らぬふりをして書いていきます。

 

遂に野球狂い共が跋扈するプロ野球ペナントレースが今年も開幕し、すでに2ヶ月が経とうとしています。気がついたら交流戦です。早くない?

謝罪

さて、開幕前、今年の順位について、ぼくは以下のように予想しました。

 

 正直、パ・リーグについてはわからないことも多く、ソフトバンクの独走とオリックス楽天の逆独走は止まらんだろうということぐらいしか頭にありませんでしたが、セ・リーグについては割りとガチめで見てみたつもりです。
まだ開幕して50試合前後、1/3強の日程しか消化していないのでどうとでも転ぶと思いますが、それでもセ・リーグの順位が現時点でひとつもあてられていないことは申し開きのしようもありません。まあこんな素人に言い当てられるようなリーグじゃつまらないからね。これでいいよね。

当初、「この選手が引っ張っていくだろう」とみていた主力選手がどのチームも軒並みいまひとつという現状もあります。
まずぼくが優勝候補に上げた阪神は、オープン戦で好調だった江越横田やルーキー高山の若手力に藤浪メッセンジャー能見の3本柱が安定すれば首位に行く力は充分あるだろうと思っていたのですが、今のところ3人で貯金2つしか作れていません。個人的には鳥谷のあんな姿は見とうなかった。育成出身の原口が正捕手1番手筆頭として躍動しているのがプラス要素でしょうか。

同様に昨年王者のヤクルトも思わしくなく、さらなる投壊を招いています。野手陣唯一のウィークポイントだったセンターに坂口がいい形で埋まり、山田は相変わらず怖いほど絶好調、川端バレンティンも好調であるにも関わらず、投手陣が悲惨です。
小川とルーキーの原に依存せざるを得ない状況で、館山、石川、成瀬といった実績あるメンバーが思うように結果を残せていません。中継ぎにものすごい皺寄せがきています。打ち勝つチームというスタイルは1999年のベイスターズを髣髴とさせますね。

反対に広島は、マエケンの抜けた穴をカバーするだけのエースと呼べる存在がいなくなるのがネックになると思い、3位に留まるだろうと見ていたのですが、蓋を開けたら打撃陣が絶好調。菊丸はともかく、エルドレッドリーディングヒッターとはとても予想できませんでした。

そんな中、我らがベイスターズは現在5位にいます。5位と言っても、5月に入ってから急に投打が咬み合いだし、借金は二桁もあったところから2まで減らし、首位広島とも3.5ゲーム差まで詰まっています。
チーム状況だけ見れば上向きになりつつある中で鬼門の交流戦に突入というのがなんとも意地悪な感じですが、今年はチームスタイルががらりと変わっており、「今年は期待できる」というファンの方は多いように思います。

データに見る2016年のベイスターズ

いつもならぶっちぎりのブービーか、あるいは昨年のように謎の団結力による首位か、どちらかだなと思っていたのですが、4月の大コケを乗り越えて、現時点ではしたたかに上を狙える位置にいます。
今年のベイスターズの何がいいのかというと、(まさかこんなことを書くとは夢にも思いませんでしたが)投手陣の調子がいいという点、および守備がかつてに比べ安定してきているからというところがあるように思います。
印象論をうだうだ言ってもしょうがないので、データで見てみましょう。ヌルデータという、いろんなデータを収集しているサイトをチェックしてみます。

※以下、データはすべて6/3閲覧時のものです。

http://lcom.sakura.ne.jp/NulData/php/stat_disp/stat_disp.php?y=0&leg=0&tm=Sta&fp=1&dn=53&dk=1

印象から言うと、今年のベイスターズ投手陣を引っ張っているのは井納・今永の2枚看板です。

井納は、山口俊の怪我による代役とはいえ、呪いのごとく毎年勝てていない開幕投手で見事白星を上げるピッチングを見せると、巨人戦ではプロ初完封をあげました。もともとタフな選手なので、スタミナには定評がありましたが、こういう形で結果に結びつくのはいいことです。5月は勝ちに結びついていませんが、4月のどん底期を下で死守していたのは間違いなく彼でしょう。

逆に、4月の間好投しながらもずっと打線に見殺しにされ、勝ちから見放されていたのが今永ですが、ここに来て援護を呼び込めるピッチングができるようになってきました。直球に見た目以上の伸びがあり、奪三振を取れるというロマンあふれるピッチャーです。
その今永の先輩に当たる石田健大も5月はいい内容を見せてくれました。一昨日の試合は四球から崩れるという勿体無い内容でしたが、5月の反転攻勢は彼がいなかったら成し得なかったのも事実です。

先発が開幕からずっと5回を投げ切っているという事実はPRという数値にも現れています。

ttbo.cocolog-nifty.com

防御率をより投球回を重視して評価する指標ですが、この指標ではベイスターズが2位のジャイアンツに1.5倍近い差をつけています。それだけ各先発陣がしっかりと仕事をしているということです。

一方で、守備という意味では、デルタの出している数値を見るとわかります。

1.02 - Essence of Baseball | DELTA Inc.

これを見ると、UZR(リーグにおける同じ守備位置の平均的な選手が守る場合に比べて、守備でどれだけの失点を防いだのかという指標)はセ・リーグトップの+11.8。
今年はピッチャーも送りバント処理を悪送球、というシチュエーションが減ったように思います。気のせいかもしれないけど。
またキャッチャーに戸柱、石川と倉本の二遊間、センター梶谷と、センターラインがポジティブに固定できているのがこれまでにない堅守を呼び込んでいる気がします。梶谷が戻ってくる前も桑原が懸命に守っていましたし、守備に対する意識は格段に上がっているのではないでしょうか。
とりわけ、倉本は未だ打率3割をキープしていますし、攻守ともにベイスターズを引っ張る存在となっています。川端慎吾さんには頭が上がりませんね。

www.zakzak.co.jp

また、打率が今ひとつ上がってきませんが、サード白崎の守備も評価されて然るべきでしょう。エリアンが入ってきてどうなるかわかりませんが、現状のベイスターズで一番サードの守備が上手いのは白崎だとぼくは思っています。内野安打で失点の傷になりそうなあたりを、見事なフィールディングでアウトにする姿を今年は多く見ます。大型内野手と期待されて入団しただけありますね。あとは打撃が上向いてくれればいうことなしです。

ベイスターズの終戦はいつなのか

時が経つのは早いもので、もう交流戦に突入した今年のプロ野球ベイスターズは、早速、埼玉西武ライオンズにコテンパンにされて久々の負け越しとなりました。来週のソフトバンクオリックスのビジター6連戦を考えると、今日からのロッテとの3連戦には勝ち越して、タイで臨みたいところですが、果たしてどう出るでしょうか。

個人的にはこの交流戦、5割ではなく、貯金を作るところを目指して欲しいと思います。大それた目標に聞こえるかもしれませんが、投手力が高いということは、安定した試合展開を想定しやすいということでもありますから。ソフトバンクや日ハムにはある程度白星を献上したとしても、それ以外のところで負け越した分を取り返すぐらいのチーム力は期待していいと思います。

また、今後のシーズンを見据えた時に、選手層の若いベイスターズは、有利不利、どちらにも転びうるような気がしています。とりわけ先発投手陣、2年目の石田はともかく、今永はルーキーです。去年は山崎康晃、一昨年は三上朋也がルーキーながら守護神定着とはまっていましたが、本来はルーキーを即戦力としてみるのは少々危険だとも思っています。
特にシーズンの疲労が溜まってくるであろう夏場から秋口にかけて、ベイスターズの調子を、またルーキー選手たちの今後を見据えてどうやりくりするかは重要です。そこを、今2軍で調整している選手たちがどう補っていけるか。少し気が早いかもしれませんが、最終的なチーム成績を上げていくためにはその連携が必要不可欠です。


チームの大半の試合でスタメンマスクをかぶる戸柱も、長いシーズンのことを考えると、疲労によるコンディションの低下は心配なところです。彼の存在が投手陣の好成績を引き出している要因の1つであることは疑いようがないので、ただでさえ捕手の層が薄いベイスターズにおいて、来るべき事態に備えておくことは重要です。

ラミレス監督の采配については、正直なところ、先発投手を引っ張りがちな傾向にあり、それが今後どう転ぶかが気になります。
観に行った試合で言うと、5/20(金)の井納に関しては、7回でもう充分という球数を投げていましたし、8回は代えるかなと思ったところを続投で、結果山田に勝ち越しホームランを打たれ、その後も安打の後四球四球でピンチを広げ、今浪に適時打を打たれて万事休すでした。
どこで先発投手を代えるかというのは難しいのかもしれません。先発投手が「行きます」といえば続投なのかもしれませんが、継投次第で流れを戻すことができたかもしれない試合を落としてしまうのはすごくもったいないという気がしています。
代打采配に関しては、結果論ですが、数字も残せていますし文句なしでしょう。下園が代打の切り札として新たな役割を得つつあるのはずっと見てきた者からすると嬉しい限りです。

今年はせめてオールスターゲームまでは夢を見たいので、交流戦は厳しいと思いますが、なんとか戦い抜いて欲しいところです。