猫も杓子も記事を書く

140文字ではかけないことをかこうと思います。

弊宅のネット回線が急に遅くなった

具体的には無線LAN

 

症状

弊宅の無線LANルーターに接続したスマホなどの端末から動画や画像を閲覧しようとすると、今までは途中で止まることもなく見れていたのに、ここ1週間くらい急に通信速度ががくんと落ちて、動画のロードに時間がかかったり、データのDLに呆れるほど時間がかかるようになったりして、流石に我慢ならなくなってきた、というのが最近。

ちなみにプロバイダは庭ひかり、無線LANルーターは以下。

 

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調べたところ、2年以上前に買ったもので、すでに型落ちしているみたいですね。

 

回線速度を調べる

とりあえず無線LANに繋いでいる端末から通信速度の検証を試みます。

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2017年にもなるとgoogleは速度テストもしてくれるんですね。

 

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実行結果。ADSLかよってぐらいひどい結果ですね。光回線ですよこれ。あとダウンロードとアップロードで速度差が激しい。

 

考えられる原因

  • 接続端末の増大にルーターが耐えきれなくなった

この2年でスマホは3台に増え、家族もスマホを持つようになり、さらにゲーム機、体重計、新しく買ったPC等々、接続端末も増えてきました。ルーターの詳細な仕組みはしりませんが、同時接続数が増えればそれだけ速度も遅くなるというのはもっともではないかと思います。つまりは性能不足。

ただそれなら端末増やした時期と速度の相関関係がないのが引っかかるところ。なにしろ(体感ではありますが)ここ7日間で急に遅くなったので。

もしくは何らかの理由で無線LANルーターのパスワードが漏れて第三者が相乗りしている可能性も0ではないですが考えたくはないですね。だとしたら速攻買い替えです。

  • 電波干渉が激しくなった

最近家族はテレビを見るとき、音声をブルートゥースのスピーカーから出力しだすようになりました。

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弊宅にあるのはこれとは違いますが、要はこういったブルートゥースのスピーカーを内蔵したスタンドがテレビとほど近い食卓のテーブルにあり、そこから音をだすようにしたので、その電波と無線LANルーターからの電波が干渉して、速度低下を引き起こしているのではないか?という推測。

ただ両者が競合関係にあるのかどうか定かではないし、テレビを見ているといないとにかかわらず症状は起こるので、こちらも相関関係が微妙です。

 

  • プロバイダ契約人数が増えた

弊宅は集合住宅なので、プロバイダとの契約はマンションタイプです。集合住宅の場合、同一マンション・アパート内で同一プロバイダで契約している住民どうしで回線を共有するため、契約世帯数が増えればトラフィックが逼迫して遅くなるというのはよく知られた話です。

ただこれも、既存世帯に影響するレベルで急に契約数が上がるとは思えないので信憑性は薄いかなと思いますし、それなら有線のスピードにも影響が出ていないとおかしいという話になります(まだ検証してませんが・・・)。

 

  • 誰かが急に大容量のダウンロードetc.を実施して回線を事実上専有している

先程述べた通り、集合住宅タイプの回線は契約世帯間で共有するものです。だから何某かが庭光の回線を使って他世帯に影響するレベルの大容量のデータをダウンロードしているなどの事象があれば、まあこちらのスピードが落ちるのもありえない話ではないと思いますが、一体どうやったらそんなことができるのか想像もつきませんし、もしそうだとしたら明らかに異常事態なんだからプロバイダから強制的に止めてほしい。たぶんそうならないような制御がされている、はず。

 

関連があるのかは知らない

実は9月の下旬に、有線無線含めてネットが一切使えなくなる事態が発生し、その時はHGWの故障を疑ったのですが異常なし。むしろ下手に再起動をかけたせいで家電も使えないという状態になりました。

プロバイダに問い合わせたら弊宅以外にも地域的に障害が発生しているとのことで、対応中と言われ。次の日になったら復旧してました。

ここを起点に何か元の回線速度が変化したのでは?とか考えてもみましたが、ただ復旧直後は問題なく使えていたので関係はないと思われる。

 

対策

とりあえず、最近デスクトップPCはいじっていなかったので、有線で同様にスピードテストをしてみようとおもいます。これで通信速度が問題なければ無線LANルーターか端末のいずれかに原因があるということになります。

単純に無線LANルーターの限界ということであれば買い換えればいいのですが、無駄な出費はしたくなかったので残念という気持ちです。あとルーターって2年程度で劣化する消耗品なのか・・・と思うと悲しい。

 

追記 有線LANでの接続速度実行結果

無線LAN接続端末と同様、google様のスピードテストを使います。

 

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まあ、1gbpsを謳っているような光回線ですから、100mbpsとか、もっと出てほしいところではありますが、とりあえず有線側は充足できるぐらいの速度は計測できたので、これでルーターより先に問題があるのではないかということがはっきりしました。
本格的に買い替えの機運が高まっていますが、原因がはっきりしない以上、効果があるかは何とも言えません。

あと別件で、弊宅ではSwitchを有線接続してスプラトゥーン2をやっているのですが、上記現象と同時期から1日1回程度、突然接続がブツリと切れる現象が起きています。こっちはHGWに問題がありそうです。サクッとぐぐると再起動したら治ったみたいなことしか書いていないのですが、個人的には原因も分からないまま再起動するというのは解決策としてはうーんという感じですしなにより気持ちが悪いので早期に当たりをつけたいところです。

「自分のことをカワイイと自覚している子」のこと

とあるアイドル*1Twitterに載せている自撮りを見た知人が、

 

「この人嫌い。自分のことをカワイイと思ってそうで性格悪そう」

 

と言った。

ぼくは彼女は割りと昔から知っていて好きだったし、嫌いと断言している人に対して反論や張り合いをするのは苦手だったので詮索するようなことはしなかったけれど、一般的には「自分のことをカワイイと思っている」が「性格悪そう」→「嫌い」と繋がるものなのかーとぼんやりと思っていた。

ただ、言葉通りに考えるならば、「自分のことをカワイイと思っている」ぐらいの人のほうが魅力的に見えるものではないだろうかとも思う。モデルやアイドル、芸能人などの表に出る職業ならなおさら。
自分のことをカワイイと思える人は大抵それ相応の裏付け*2があって、そういう自己研鑽の積み重ねが「私カワイイ」的な雰囲気とか、そういうのに繋がるんじゃないでしょうか。まああるいは下を見ている可能性もあるけど。

自分はそういう人たちがむしろ羨ましく、かっこよくも見える。嫌味でも皮肉でもなんでもなく。なぜなら彼女たちはどうすれば「自分がカワイイと思えるか≒いろいろな人にカワイイと思ってもらえるか」という命題に対する一つの答えに行き着いた人たちであり、自分はそれを模索するのを放棄した人間だから。アイドル業とかモデル業とかはそういう狂信的自己像みたいなのがいないと成立しない稼業のようにも思えてくる。

別に熱烈なアイドルオタクでもないけど、声優アイドルみたいな立ち位置の人はたくさんいるので、様々なアニソンフェスとかでよく見たりする。そういう場で見るときには、各々「今このステージの上で自分が一番輝いている」と思っていてほしいな、と思ったりする。じゃないと今まで彼女たちがそれぞれに積み重ねてきた「自分のことをカワイイと思える」ようになるための努力は報われないから。
どういう立ち位置なのか自分でもわからないけど、そうすることが「自分のことをかっこいいと永遠に思えない」という枷をはめられた自分への、せめてもの罪滅ぼしだと思っているのかもしれない。

*1:正確にはシンガーなのだろうけれど、今の立ち位置を考えるとアイドルということでいいと思う

*2:例えば、メイクとか、コーディネートとか、ヘアスタイルとか、まあ、いろいろ

観戦記2017

9/23のヤクルト戦をもって、今シーズン自分が現地観戦する予定の試合はすべて終了しました。勿論、CSやその先に進むとなれば、また観に行くチャンスがめぐってくるわけですが、それはまあ、その時にということで。

というわけで、今年観に行った試合たちを振り返ってみようと思います。面倒くさいので、降順で。

 

○2017/9/23 ヤ 2-4 De

https://www.instagram.com/p/BZLhp09F9Z-/

今季現地最終戦無事勝ちました(*^○^*)CS頼むで…!

 

筒香の月間MVP授賞式から始まったこの試合。

ウィーランドはバレンティンに打たれた1本以外はピンチらしいピンチを招くこともなく、さすがの安定感でした。

なかなか打線の援護がなくやきもきしましたが、倉本くんがよく打ってくれました。ニコもよく走りました。送りバント2回失敗した時はスタンドの雰囲気がやばかったので・・・

 

○2017/9/3 巨 0-1 De

https://www.instagram.com/p/BYk-aO1DT7t/

ハマちゃんーーーーー❤❤❤❤❤柴田きゅんーーーーー❤❤❤❤❤

 

この試合はハマちゃんの頑張りに尽きます。マイコラスからなかなか点が取れない中でよく8回を投げぬいてくれました。結果的にマイコラスを攻略することは出来ませんでしたが、なかなか打てていない印象があったマシソンから1点をなんとか得ることができたのも大きかったですね。リリーフ勝負になったら勝ち目はなかなかないと思っていたので、だからこそ康晃の踏ん張りもナイスでした。

 

○2017/8/17 中日 1-4 De(おか割)

https://www.instagram.com/p/BX5LcL7Fz1i/

シーサーバズーカさすがやで。点入るところも見たかった。

 

仕事が長引いて、着いたときには8回でした。1点を失うも嶺井が盗塁を刺し、相手に流れを渡さなかったのは大きかったと思います。このときぐらいから康晃はランナーは出すけどなんだかんだ抑えるだろうなと、クローザーとして信頼できるようになってきた気がします。

 

●2017/8/11 阪 8-1 De

https://www.instagram.com/p/BXp1Mpxlf7x/

子供の頃にテレビでよく見た試合展開でした。おわり。

 

石田くんがエラーをきっかけに崩れたまま立ち直りを許してもらえず、なかなか粘りのピッチングをすることが出来ていなかった試合でした。打線も岩田に封じ込まれ、ビンタされた後藤武敏は結果を出せず(ビンタの場面は見れてない)、ポジ要素といえば好投した三嶋くんぐらいだったような気がします。それでも日曜日は勝ったので良かった。

 

 

○2017/8/9 ヤ 7-2 De(写真なし)

雨の神宮での一戦でした。仕事で遅れてしまったため着いた頃には4点差がついて試合がほとんど決まってしまいました。それでもウィーが好投してくれたことやロペスのホームランを見れたのは良かったですね。
あと試合とは関係ないですが、イニングの間に神宮の花火がぼこぼこ上がるのは圧巻でした。屋根の下だったのでちゃんと見えませんでしたが・・・

 

 

●2017/7/22 巨 3-1 De

https://www.instagram.com/p/BW2MEmtFOyi/

菅野くんにけちょんけちょんにされたけど最後楽しかったからいいです。飯塚くんおつかれ。明日は頼むぜ。

 

菅野くんのピッチングを見るのは5月の東京ドーム以来でしたが、気持ち悪いくらいずばずば決まっていて、なんでこんな大エースがいてBクラスにいるんだ・・・という感じでした。もし9回にカミネロを捕らえられなかったらマジモンの何も見どころがない試合になってしまうところでしたね。マシソンはやっぱ反則。

 

 

○2017/7/18 ヤ 0-1 De(おか割)

https://www.instagram.com/p/BWr9kizFU_Z/

今日この目で見たのが康晃のピッチングだけなのでアレですが…康晃よく頑張ったよ

 

おか割に釣られて勝ったら案の定仕事があっぷあっぷで着いたときには8回が終わろうとしていました。結果的にちゃんと見れたのは康晃だけ・・・でしたが、ピンチを招きながらも踏ん張って抑えてくれました。こういう薄氷の勝利が積み重なって今があるわけですね。劇場型クローザーのイメージが(個人的に)強い康晃ですがWHIPは1.00を切っています。今のところ。マシソンや田島より良い数字なのは意外。

 

 

○2017/6/17 檻 5-14 De

https://www.instagram.com/p/BVb0ABQlqKO/

交流戦5割(*^○^*)関根きゅんも今季初打点(*^○^*)

 

交流戦負け越し阻止を決めた試合でした。久保さんが序盤はフラフラしてて大丈夫かなと思ったら後半で打線が大爆発しました。白根くんと関根くんに打点がついたのは嬉しかったですね。特に白根くんはプロ初安打が初ホームランというシンデレラボーイぶりを発揮しました。境遇を知っているだけにグッとくるものがあります。
戸柱さんもこの時は得点圏の鬼という感じで打率以上の怖さがありましたね。今は・・・

 

 

○2017/6/15 鴎 2-6 De(おか割)

https://www.instagram.com/p/BVXAKwuFXtX/

セガサミーの至宝(*^○^*)

 

プーさんこと宮﨑敏郎の凄さが際立った試合でした。ポール際とはいえインハイの難しい球を、しかも満塁という場面でスタンドに運ぶバッティング技術はチームの中でも屈指だなと改めて。三塁側の席だったので千葉ロッテファンの応援ボルテージが直に聞こえてすごかったです。

 

 

○2017/6/4 鷹 3-5 De

https://www.instagram.com/p/BU6MKk6FNoY/

交流戦で貴重な勝利(*^○^*)

 

今思い返してみると、まさか千賀滉大から5点を取れるとは・・・という試合でしたね。戸柱の得点圏の勝負強さもさることながら、その前の宮崎の絶妙な選球眼によるアシストも大きかったです。今永もマッチに打たれた以外はきちんと無失点でまとめてくるのが次期エースだなーと思います。

 

 

○2017/5/20 巨 6-4 De(写真なし)

 クラインが4点を失うも打線が落ち着いて内海哲也を攻略できた試合でした。終盤はパットン→三上→康晃で勝利の方程式が成立していたわけですが、先発がなかなかイニングを食えない台所事情がリリーフ陣を苦しめることになることに気がつくのはこの2ヶ月ぐらい後の話。須田くん復活マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

 

●2017/5/2 巨 5-0 De

https://www.instagram.com/p/BTltalIlo1v/

お金を払ってこんなク○試合を見せられるファンの気持ちにもなってくれ。とは言わないけど、まあ見どころも何もない試合でしたね。ハマちゃんおつかれ。

 

ベイスターズファンからすると菅野智之の独壇場みたいなゲームでした。この時は筒香もなかなか打てないしなど、打線が全体的に沈下気味でしたが、それを差し引いても圧巻でした。写真を見ると9番に投手がいたり、筒香が4番に座っていたりともはや懐かしいですね。

 

○2017/4/28 鯉 9-3 De

 

https://www.instagram.com/p/BTbb2buFRA6/

今季現地初勝利ありがとうございます(*^○^*)#ウィーランドも初勝利

 

現地2戦目で勝ち試合を見ることが出来ました。ウィーランドは初白星を賭けてのマウンドでしたが、6回に捕まってしまい、どうなることかと思いましたが須田幸太が颯爽と切り抜けました。結果的にこれが初勝利になるわけですが、その後の安定感たるや機械のような(褒めてる)パフォーマンスを発揮することになるとは・・・という感じです。改めて来てくれてよかった。

 

 

●2017/4/23 中 1-0 De

https://www.instagram.com/p/BTN-1Ncl4Cf/

梶筒がそろって湿っていたらそら勝てんわとなりました。リリーフ陣は素晴らしすぎる。

 

 今シーズン最初の現地観戦試合であり、数少ないクラインの先発試合でしたが、バルデスがなかなか打ち崩せないまま終戦となってしまいました。筒香が最初は湿っていて、その影響からかなかなか打線自体が機能しないという感じでしたね。

 

 

おわりに

数えてみた結果、観戦成績は10勝4敗ということになりました。勝率5割あたりにいるチームであることを考えるとなかなか運のいい方ではないでしょうか!チームは3位にいるとはいえ、巨人に肉薄されてどうなるかまだまだ分かりません。厳しい戦いが続くと思いますが是が非でも勝ち抜いてCSを掴み取ってほしいと思います。

 

29周年

2017年9月21日はB'zがデビューして29周年にあたる。そんな日にこんなリリースがありました。

 

 

https://twitter.com/Bz_Official/status/910521880209006592

 

www.youtube.com

アルバムがリリースされる事自体はまっちゃんが会報で話していたので、ビーパの人間からしたら知ってた速報ではあるのだけれど、こうやって情報がパブリックになり、タイトルや発売日がドドンと発表になるといよいよテンションが上がってくる感じがします。たのしいね。

敬老の日にはMステに出演し、トークとライブの稲葉さんの格差が話題になっていましたが、元々MCはあんなもんだったよなあと思いつつ、それでも顔皺が隠せなくなってきているのはやはり年齢による波は多少なりともあるのだなと思わざるを得ません。昨日安室奈美恵さんが引退を発表されていましたが、2人にだっていつかはその日が来るだろうなと少ししんみりしてしまいました。

とはいえ、活動は精力的で、ライジングロックフェスやらロキノンやら、滅多に出演してこなかった夏フェスに出たり、INABA/SALASとしてサマソニにも出たりというのもあって、エネルギッシュさは旺盛で安心しています。まずは年末年始のLIVE-GYMを楽しみにしたいと思います。久しぶりにいつメリが聴けそうです。

 

 

まあその前に今日はこんなイベントが有るんですけどね。

 

bz-vermillion.com

いつも節目の年はベスト盤出してLIVE Pleasureというのが定番でしたが、30周年はいろいろと仕掛けてくれそうな予感がします。

スプラトゥーン2発売に寄せて~サーモンランとの向き合い方~

www.nintendo.co.jp

出たわね。

 

このためにNintendo Switchを買ったと言っても過言ではないです。WiiUでは無線キッズでしたが*1偶然ディスプレイを一緒に買い換えるにいたり、有線環境が作れそうだったので移行しました。5kいかないくらいです。おかげで電子レンジにも負けず安定してプレイングが出来ています。

ナワバリバトルやガチマッチについてはすでにガチ勢の方々が色々考察していらっしゃると思うので、ここでは(現時点で)ぼくに1番刺さっている「サーモンラン*2」というモードについて書いていきます。こいつのお陰でランクアップやウデマエアップに重大な支障をきたしています。どうしてくれる。

 

サーモンランとは

www.nintendo.co.jp

「イカたちがお金やアイテム稼ぎのため怪しいアルバイトをする」という体で2から追加された新モードです。ランク4まで上げると遊ぶことが出来ます。
複数名で協力し、フィールドに迫ってくる「シャケ」を「しばき」、倒すことにより得られるイクラを「狩る」のが目的です。

シャケの中には「オオモノシャケ」という特殊個体があり、彼らをしばくと「金イクラ」がてにはいります。それを制限時間内に、設定されたノルマ数集めるとクリアになります。

1回のプレイは「WAVE」という単位で区切られており、3WAVEクリアすることでそのプレイはクリアになります。逆に味方が全員シャケによってやられ全滅したり、制限時間内に金イクラノルマを達成できないとそのWAVEは失敗となり、その時点でプレイは強制終了となります。
また、金イクラのノルマを達成しても制限時間内に全滅したら失敗になります。つまり、

  • 金イクラを所定の数集める(ノルマ達成)
  • 1人以上のプレイヤーが制限時間いっぱいまで生き残る(プレイヤー生存)

の2つを満たして初めてクリアとなります。こういったルールはやりながら覚えていけます。
なお、やられてしまっても他の味方に攻撃してもらうことで復活することが出来ます。やられ数に制限はありません。

 

サーモンラン特有の縛り

サーモンランモードには以下の縛りがあります。ゲーム本編で見るといろいろと設定があって面白い*3のですがここでは割愛します。

ブキを選ぶことが出来ない

サーモンランでは、使用できるブキが予め4種類決まっています。何回か遊んだ感じだと、通常モードで選択できるブキの中から選ばれているようで、中にはブラスターやバリアブルローラー、スピナーなど癖のあるブキも選ばれます。サブウエポンはスプラッシュボムで統一です。

更に、実際に自分がどのブキを使うのかはその4種類の中からWAVEごとにランダムで選ばれます。重複はありません。そのため、決められたブキについてはある程度扱えることが求められます。逆に慣れていないビギナープレイヤーにとってはブキの練習にもなります。

 

スパジャン不可・マップ参照不可

サーモンランでは味方の場所へスーパージャンプすることができません。また、マップを見ることも出来ないので、野良の場合は基本的に「カモン」や「ヘルプ」などの声かけによってコミュニケーションを図ることになります。身内であればボイスチャットも。

 

スペシャルはランダムで割り当てられて2回まで使用可

スペシャルは「ジェットパック」「スーパーチャクチ」「ハイパープレッサー」「スプラッシュボムピッチャー」の4種の中からランダムで割り当てられます。1度のプレイにつき2回まで使うことが出来ます。ピンチの時に使うと良いでしょう。とはいえ使わずに終わってしまうこともあります。また一部のスペシャルは特に有効な使い所が決まっていたりするので、その際は効率化やクリア確率を高めるために使うのも良いと思います。

 

ステージは「シャケナダム」「ドンブラコ難破船」の2箇所

サーモンラン用の2つのステージが基本的にローテーションで選ばれます。今後のアップデートによって増える可能性はあるでしょう。各ステージはWAVEごとに潮の満ち引きが発生する場合があり、戦う場所が異なってきます。またステージ場外に落ちると通常のモード同様やられ扱いになります。

 

オオモノシャケ一覧

割愛。wikiで調べてください。

 

傾向と対策

サーモンランのクリア率を上げるためにどうしたらよいのかを自分なりに書いてみます。概念的な話が多いです。すみません。
ちなみに自慢でもなんでもないですがぼくはサーモンランが開催されるたびに毎回このぐらいまでは上げているのである程度知見はある方だと思っています。

 

 

https://twitter.com/Neo_venezia/status/890596350122876929

自分が担いでいるブキが何に適しているかを知ること

例えば、スピナーやチャージャーは距離のある相手に対し、点で高火力を与えられるため、特にバクダンに有効だったり、他のシャケが邪魔で手が出ない距離のオオモノシャケを狙うことも出来ます。反面、攻撃できるようになるまでタイムラグが有るため、シャケ達に囲まれたり猶予がない状態になるとしんどいです。

対してローラーは、オオモノでない普通のシャケを掃討するのに優れた性能を持ちます。また道を作って他の味方をサポートしたり、遠くの金イクラを回収するのも得意です。反対にレンジが足りず、また面で単発攻撃するため、特定のオオモノシャケを倒すのを不得手としています。タワーとかバクダンとか。

シューターとかマニューバーとかはその中間みたいな感じで、一般シャケ掃討も地面塗りも(大抵の)オオモノシャケにも難なく対応できます。そつなくこなせるというのが最大のメリット、みたいな感じでしょうか。
裏を返せばやることが多いということでもあるので、今喫緊の問題が何で、何から対処すべきなのか判断できないとあわあわしがちです。

このように、状況や相手によってどうしても得手不得手が出るのがこのモードです。得手を活かせるように立ち回り、不得手な部分は割り切ってそこが得意な味方に任せましょう。

 

とはいえビビりすぎないこと

「決められたブキについてはある程度扱えることが求められる」と書きましたが、とはいえそんなに気構えする必要はないです。
シャケたちはプレイヤーのように俊敏に躱したり、ブキを使って攻撃してきたりしません。ヒーローモードやサーモンランやナワバリバトルや試し打ちで使い方をなんとなく分かっていればあとはシャケをしばくだけです。
ぼくも馬鹿みたいにサーモンランやってますが、スピナーやチャージャーを担いでガチマッチで勝てるとは思ってないです。その程度で十分なのです。習うより慣れろの精神でやってみましょう。

みんなで同じところに向かわない(集まらない)こと

全員でステージ上の同じところに固まってしまうと、不意の事故で総崩れになってしまう可能性があります。よほどのことがない限りはある程度距離をとり、「分担」してやることを意識するとよいです。

数を重ねるうち、大抵のオオモノシャケは2人もいれば倒せるというようになります。その間に有象無象のシャケはどんどんとやってきますので、別のオオモノシャケにあたったり、シャケによって塗られた地面や壁を塗り返したり、その他のシャケを倒したりと、別の問題に対処するように心がけていきましょう。

(ただしグリルWAVEとか、ヒカリバエWAVEとか、例外もあります。)

 

ブキやスペシャル問わず対応できるオオモノシャケに対して対処法を学ぶこと

これはおもにコウモリ・カタパッド・モグラといった面々を指します。カタパッドやモグラはスプラッシュボムを適切に投擲することで倒せますし、コウモリは直接殴るよりも、排出したアメフラシの球を跳ね返すことで楽に倒せます。

いずれもクリアのためにはぜひとも知っておきたい対処法ですが、多少コツがいるのも事実です。勿論チュートリアルでも説明してくれますが、ぜひとも実戦で練習してできるようにするとよいです。スピーディーに倒している様をみると鮮やかですが、まずは時間がかかっても確実に仕留められるようになることを優先しましょう。

 

今の状況にアンテナを張ること

ここでいう「状況」とは、

  • 残り時間(あとどれくらいなのか)
  • ノルマ達成度(過不足はどれくらいか)
  • プレイヤー生存状況(やられた味方がいないか)

の3つです。

ぼくはよくガチヤグラに乗ったり、ガチホコを運んだりするのを忘れてひたすら敵のキルに熱中しがちで、そういう人に限って陥りやすいのですが、状況を忘れてシャケを倒すことに興じていると時間があっという間に溶けてなくなります。
「気がついたら残り10秒しか無いけどノルマ全然足りない・・・」「自分以外みんな死んでるけどシャケが邪魔で助けに行けない・・・」ということのないよう、プレイ中に上記3つはこまめにチェックする癖をつけましょう。
特に味方の生存状況は重要で、1人やられるとシャケのヘイトが0.3人分ずつ多くなるので難しくなればなるほど死の重みが増します。2人減ったら倍です。常に最大人数で戦えるようにしたいところです。野良だといかに「ヘルプ」や「カモン」 などの声掛けができるかが重要です。

それ以外のtips

  • 味方を復活させる際にスプラッシュボムを直接当てるとその場で起爆します。メインブキで助けるより時に有効なケースもあります。
  • コウモリが同時に2体いる場合、片方が射出した球をもう片方に当てても倒すことが出来ます。狙いを定めるのが困難な場合は狙ってもよいかと。基本的に攻撃方向と反対側に真っすぐ飛んでいきます。
  • やむを得ずバケツやローラーでタワーを倒さなければならない場合はスプラッシュボムを根本付近に投げると一度に2,3発分弾く事ができます。(そうならない場合もあります。気持ち離したほうが威力がありそうです)

他にもありそう。

 

その他

サーモンラン以外の部分で個人的な所感をざっくり書いていきます。

 

やはりステージにギミックが増えたのはうれしいですね。1のヒーローモードでもあったスポンジやインクレールは実際のマッチステージでは採用されず少し寂しい思いをしていたので。戦略幅は兎も角、実際にヒーローモードで得た知見を少なからずオンラインで活かせるとプレイヤーとしては嬉しいものです。進研ゼミ的な心理です。

 

件のヒーローモードについてはシューター以外も使えるようになりました。基本的なブキは網羅されているのでサーモンランと同じくブキ練習に良いでしょう。ただヒーローシリーズのブキを実際のマッチで扱うためには全ステージをそのブキでクリアしなければならず、そこそこの数あるステージを再度走るのはちょっとダレそうな気がします。

 

ちなみにオンラインのマッチでは今作はいろいろあって52ガロンを担いでいます。メインの性能はもとより、今回はポイントセンサーが少しの間投擲地点に残るようになったため、索敵や敵の立ち回り封じに使いやすくなりました。
またマーキング短縮もスーパーセンサー廃止で旨味が減っているため付ける人も少なく、安定的に効果を発揮できます。マーキングした敵をあぶり出して倒したり任せたりが基本スタイルです。その分インクの減りがそこそこ大きいため(覚えてないけど前作もこのぐらいだった?)メインインク効率化を付けています。
イカスフィアの活用方法は検討中です。敵陣乗り込みぐらいしか思いつかない。

 

あといろいろな方がすでに指摘されていますが今作はステージが広くなったような印象です。ホッケ除く。
タチウオのようにギミックでルートが増えているステージもあり、全体的に裏とりや奇襲がしやすくなったのかな?という印象があります。それゆえ生き残りづらく、いかに数的優位を確保して戦えるかも重要なところです。
ポイズンやセンサー・トラップなどの妨害系サブを駆使し、相手の動きを捉えやすい状況を作るか、という点もひとつキーになりそうです。

 

長くなりましたが今作もS+、並びに熟練バイトリーダー*4を目指し頑張りましょう。

*1:でも途中で切れたり遅くなったりということはあまりなかった

*2:「サケ走」という通称が身内のみで流行っている

*3:例えば、ステージ上は磁場の歪みがありイカの感覚が鈍ってスーパージャンプ出来ないとか

*4:

www.youtube.com

現代日本でキャンペーンの応募にハガキを使う意味

特茶ってありますよね。CMとかでも有名な、体脂肪を減らしてくれるお茶。

自分も酷いレベルではないのですが、今のうちにできる手は打っておかなければという思いと、単純に苦味がちょうどよく味が好きなので、ほとんど毎日買っています。

 そんな特茶を製造販売するサントリーが、こんなキャンペーンをはじめました。先月末からですね。

www.suntory.co.jp

 

最初に見た時は、なかなか、自分が習慣的に買っている物品を対象にキャンペーンが行われることってないので、これはよいタイミング!と思いました。内容次第ですが、(とりあえず応募してみようかな)と思って、応募要項を読んでみました。

 

対象商品ラベル側面、及び一部の商品についているシールの下層に印刷された「特茶ポイント」を切り取り、(中略)専用応募封書または市販の封書・郵便ハガキ(所定の郵便料金分の切手をお貼りください)にテープなどでしっかりと貼り、(中略)ご応募ください。 

・・・・・・

目を疑いました。何度か読み返しもしました。

時は既に2017年も半分が終わろうとしています。キャンペーン応募なんて、シリアルナンバーを専用サイトで読ませて応募させるのが普通なのに、今時ハガキにシールを貼って応募させるなんて、ミッフィー皿かヤマザキ春のパンまつりぐらいのものではないでしょうか。
それを中小の飲料メーカーがやるなら「まあ、専用サイト構築したり運営したりいろいろ面倒だし、予算降りなかったのかな・・・」ぐらいに思うかもしれませんが、これをやっているのは天下のサントリーですよ。

 

prw.kyodonews.jp

 

それも、上記にもあるとおり10億本以上売れるくらいのヒット商品じゃないですか。もうちょっと本腰入れてやってもいいと思うんですけどね。
それとも「俺様の商品のお陰で楽して痩せられるんだからこのぐらい自分でやらんかい」という暗黙のメッセージなのか、はたまた主要購買層がネットもまともに使いこなせないようなシニア層や主婦層なのか、日本郵政から多大なる圧力があったのか、さてどれでしょうかね。こういう○みたいなキャンペーンやDMのお陰で郵便事業は成立してるんだなと思うと悲しい気持ちになります。

 

さらに、応募方法の中にはこうもあります。応募はがきに貼り付けるシールについての記載ですね。

「特茶ポイント」は、必ずポイント数が全て見えるようにお貼りください。
ポイント数が確認できない場合は無効とさせていただきます。

これをハガキに貼り付けていくわけですが、そのポイントの台紙とシールのデザインを抜粋したものが以下になります。

 

f:id:umincyu11:20170618005720p:plain

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このポイント台紙は左から右に向かって順番に貼らせるように作られてるわけですけど、企画段階でこの要領で貼っていくと、右下に書かれてるポイントが右隣のシールによって隠れてしまうのでは?と思わなかったのでしょうか。それとも敢えて意地悪でこうしているのでしょうか。

応募要項にも書いてありますが、このシールはペットボトルのラベルや、ボトルに貼り付けられたシールに印字されているものを「キャンペーンの応募者の手で」切り取らせて貼り付けるものです。みんながみんな精緻に切り取って貼り付けができるわけではないということが頭から抜け落ちているとしか思えないんですよね。

自分もそれほど器用ではないので、歪な形になってしまったシールを逆側から貼るようにしました。*1そうすれば常にポイント記載部分が上に来るようになるのでいまのところはいい感じです。ほとんど毎日買ってるのでおそらく締め切りまでに台紙は全て埋まるでしょう。
問題はWebから印刷したハガキを切り取って封筒にするイメージが湧かないんですよね。実際に印刷してもうまく作れない。誰か教えてください。

 

*1:上記の台紙を例にすると、12ポイントの位置から左に向かって貼る感じです

某ライブイベントのガイドラインに見る、1/30000の外れた良識

anisama.tv

www.itmedia.co.jp

 

こんなくだらないことがYahoo!のトピックになってしまった。

まあ言いたいことは分かるんですけどね、ヲタ芸やめろとか家虎やめろ咲クラやめろとか、とにかくライブと関係ないことすんなやと、そういうニュアンスで書かれた注意書きであることぐらいはね。とにかく言葉の選び方がまずかった*1がために、あたかも「コール全般」が禁止と取られかねないような曖昧なガイドラインになってしまったことが要因のような気がします。

 騒ぎ出したオタクに対してばっさり言い放つこの人が運営会社の社長という事実なんですよね。運営とオタクにはマリアナ海溝のごとく隔たりがありますよ。

こんな注意書きを書くようなスタンスなのだから、この期に及んで中途半端に謝罪されても面白くないし、出来る限りプロレスを繰り広げてほしいと思いますけども、さてどうなりますかね。

オタク同士の間に生まれる溝

ステージ上のアーティストに対して、真摯に応援したい、というファンからすれば変なコールは迷惑千万ですし、それすらも意味不明なものです。このようにガイドラインに組み込まれたことで少しは不快な思いをせずに済むと思っている人も多くいらっしゃるでしょう。
一方、「オタクは自分が盛り上がりたくてライブに行ってるのか?」という趣旨のツイートを見かけましたが、多分ほぼ正解です。勿論、演奏や歌、パフォーマンスを見せるタイプのアーティストもいますが、アイドル的な売り出し方をされているものについてはアーティストのパフォーマンスを見ながら盛り上がりたいというものがほとんどだと思います。

さらに言えば、「主催者側が独自に規制やルールを設けた結果」でもあると思っています。このイベントが発足して15年近く経つわけですが、その間にアニメ系のライブイベントにおけるルールやマナー、ファンの民度は大きく多様化したと言わざるを得ません。あるところは光り物全面禁止、あるところはボタン電池必須、などなど。某王国のように恐ろしいくらい統制が取れている現場もあります*2
これらが同じ会場にぎゅうぎゅうと集められて開かれるのがこのイベントです。価値観で対立がおきてもおかしくない。ファンとファンの間にも、場合によっては埋まることのない溝が生まれているというのが現状なのです。

 

本物の厄介は常識のものさしでは測れない

とはいえ、運営の今回の措置は突然のスーパーバインドではなく、度重なるヲタクの明らかに度を越した行為の産物によるものでもあります。

SNSのツイートレベルの信ぴょう性ではありますが、これまでも過去のイベントでは、頭に蜂蜜やキムチを被る、ライブ中に突然パンや牛丼を食べる、ある曲で前方に向かって突然駆け出すなどの奇行があって、その度にファンの民度が疑われるということが数年前から繰り返されてきて、そして去年はついに下記の通り、逮捕者が生まれる事態になりました*3。これを以ていよいよ対策に乗り出すことになったのだという推測は容易につきます。

 

www.sankei.com

 

考えてみて下さい。あなたはどういう状況に身を置かれた時、「ライブ会場にこっそりゴキ○リを数十匹持ち込んでライブ中に撒く」という発想に至りますか?自分は30分くらい考えましたが、全く理解できませんでしたし、意味が分かりませんでした。

常人の発想で、そんな人はいないと思います。「ライブ中にゴブリを撒いてはいけません」というルールなんて設ける必要はないでしょう。なぜなら禁止するまでもなく、やるひとはいない(と、考えられている)からです。「ライブ中に牛丼を食べてはいけない」「ライブ中にキムチを頭から被ってはいけません」というルールがないのも、同じような理由でしょう。逆にそんなライブが(アニサマ以外に)あるなら教えて欲しい。

オタクがステージ上の演者からレスをもらいたい、認知してもらいたいという思いで突飛な行為に走るというのはありがちです。他の人より大袈裟にパフォーマンスしてみたり、MC中に叫んでみたりというのはその一環だと思います。気持ちは・・・わからんでもないです。まあ自分ではやろうと思いませんが。
これに対し、「ライブ中ゴキブ○を撒く」というのはそんなものではないと思います。同じオタクの立場からしても最初から最後まで意味が分かりません。「認知してもらいたいから○キブリを撒いた」のだとしたら、思考回路が捩じ切れているとしか思えません。どこを調べても犯行動機が書かれていないのがこの事件の一番恐ろしいところです。

 

自分もかつて、未知との遭遇をしたことがあります。
とある芸人さんが主催する、「アニワラ」というイベントでのことでした。オルスタのイベントで、様々な声優さんやアニソン歌手が入れ代わり立ち代わり、歌ったりコントしたりするイベントでした。

後ろからの強烈なモッシュに耐えながらお目当ての方々のパフォーマンスを見終えたぼくは、一旦激戦区から脱出するため、スペースのある後ろに下がってイベントを見ていました。

そして、忘れもしない、某黄色と緑の探偵服を身に纏った2人が、「ぎみぃみるきぃ」という歌を歌い始めたときでした。自分の真ん前に立ったオタクが、突然あるものを頭上に掲げ始めました。なんだろうとそちらに視線を移したぼくは、目を疑わざるをえませんでした。

彼が掲げたもの、それは、でした。

1ミリも意味が分かりませんでした。なぜ鯖なのか?自分が知らないだけで、実はミルキィホームズは鯖と縁があるアニメだったのか?それとも「光り物」と引っ掛けていたのか?そもそもどうやってこのオールスタンディングの会場に持ち込んだのか?

その歌の最中、彼はずっと、ぼくの真ん前で鯖を掲げ続けていました。ほんのりと鯖の生臭い臭いが鼻をつくようになり、全く理解が追いつけない中でステージに目を向けたとき、掲げられた鯖に対して、困惑の表情を浮かべる佐々木未来さんの顔を、自分は生涯忘れることはできないでしょう。

コールやヲタ芸は被害者なのか、加害者なのか

ここまでで、もし「先の逮捕案件があって、よりいっそうの取締強化に乗り出した」結果が冒頭のガイドラインなのだとしたら、コール・ヲタ芸が禁止になったのはそれ自身の害悪性というより、その先の犯罪まがいの行為のために網が広げられた結果、ついでに犠牲になったと解釈できなくもありません。
家虎を始めとしたコールなどに対する、某プロデューサーをはじめとしたバッシングは、今年のアニサマが終了して以降、急に聞こえるようになったような気がします。単に変な見方をしすぎなのだろうとは思いますが、ブラフだったのではないかという気がしてならないんですね。

勿論真意は文意にある通りだと思いますので、それ以上の詮索は無価値ですし、個人的な意見としては、過剰なコールやMIXがあろうがなかろうが、それによって害されたと思った認識はないのでどちらでもよいというスタンスなのですが、このガイドラインそのものについて釈然としない原因はそこにあります。

ただはっきりしていることは、本物の厄介は

  • 「自分たち*4のモラル・尺度では通用しないことをしようとしてくる」ということ
  • 「どういう方向性であれ、ルールの網を掻い潜ってグレーな行為をとろうとする」こと

だろうと思います。それは勿論当事者である運営側が一番良く知っているはずです。だからこういうふうに全方位的に沈静化できるようなガイドラインを立てようとなったんでしょうね。この試みがどう転ぶかは終わってみないと分かりませんが。

このイベントに参加して今年でかれこれ10年目になりますが、幸いにも、自分の周りでこういった奇行に走るオタクに遭遇したことはありません。おそらく今年もまた、オタクは悪知恵を凝らして挑んでくるでしょう。各アーティストのパフォーマンスと共に、そちらも注目してみたいと思います。そしてできれば、自分と関係ないところでやってほしいなと願うばかりです。

*1:「咲きクラップ、MIX、コールなど、いわゆるオタ芸と称される応援行為」という、把握してるんだかしてないんだかよくわからない十把一絡げ感とか

*2:自分がすきな茅原実里さんの現場では、オルスタ会場でファンが光り物を振っていましたが、これもある意味ファンの多大な理解によって成立しているものだと思います。一歩間違えば危ない

*3:Twitterのフォロワーさんも被害を受けている旨のツイートをしていて、これはいよいよ深刻だぞと思ったのを覚えています

*4:運営者やアーティスト、一般の参加者